僕は不眠に悩まされてきた。ある日、突然1時間おきに目覚めるようになり、
それからは夜中に何度も起きるようになってしまった。疲れもとれない毎日。
何故、あれだけグッスリ眠れていた僕が突然不眠になってしまったのか?
色々と調べてメモをしているうちに、様々な事を知る事ができとても勉強になった。
せっかくなので、記事風にまとめてみた。不眠に悩む人は見て頂きたい。
↓
現代人が抱える不眠の悩み
現代人の多くの悩みの中の一つに【不眠症】があります。
その中でも特に退職してセカンドライフを過ごす
~時間があるシニア世代~に不眠の悩み~が急増してます。
寝付きが悪く夜中に起きてしまう。
夜中に一度目覚めてしまうとなかなか寝付くことができない。朝の目覚めが悪い。
仕事の現役時代は睡眠不足の忙しい毎日を過ごし、引退したらグッスリ眠れるという期待は引退後、
見事に裏切られてしまい、悩んでいる人が増えています。
現在四人に一人が不眠症の悩みを持つデータが出ています。
悩みを抱える人の多くは、いつから自分が不眠症になってしまったのかわからず、気が付いたらなっていたという人が大多数です。
今まではグッスリ眠れていたのに、最近は夜中に起きる事が多くなった、朝の目覚めが悪くなったなど、小さな変化を見過ごさず、自分が不眠症になっているかをチェックする事をお勧めします。
四人に一人が抱える不眠の悩み
あなたは毎晩グッスリ眠れて毎朝スッキリ起きる事ができてますか?
あなたは毎晩グッスリ眠れて毎朝スッキリ起きる事ができてますか?
不眠は眠れないという苦痛だけではなく日中の精神状態や、健康被害にも発展していき、ストレス社会と呼ばれる現代において、年々増加し続けている現代人の悩みになっています。
不眠の症状4つのカテゴリー
人それぞれカテゴリーは違い、一つのカテゴリーのみの人もいれば、複数のカテゴリーを伴っている事もあります。
眠りについて、今までの自分とは何か違うと感じたら、不眠症の始まりかもしれません。
あなたの症状が、どのカテゴリーの不眠の症状に属するのか、知っておくと良いでしょう。
1・入眠障害【寝付くまでに時間がかかってしまう】
布団に入って眠りにつくまでに、1時間ほど時間がかかってしまうと入眠障害の可能性が考えられます。
日常生活の中で、強いストレスや緊張、不安や悩みがある時に起こりやすいと言われています。
大切な試験の前日、お仕事の面接、職場での人間関係、金銭的な悩み等、精神的な問題が起こると、このように入眠障害をおこす可能性があります。精神的な悩みや緊張がある時は注意しましょう。
2中途覚醒【夜中に何度も目が覚めてしまう】
せっかく寝付く事ができても、夜中に目が覚めてしまい一度目が覚めてしまうと、その後の寝付きが非常に悪く、寝るまでに時間がかかってしまうタイプです。
睡眠1時間~2時間で目覚めてしまう事があります。眠たいのに、寝付きが悪い状態が続きます。そしてどんなに仕事で疲れていても、またすぐ起きてしまうかもしれないという不安が現実になりストレスになっていきます。日本人成人の中で、中途覚醒による不眠の訴えの中で最も多いと言われています。
3・早朝覚醒【朝早く目が覚めてしまう】
こちらの症状は、お仕事もリタイヤし、セカンドライフを送っている60歳越えの人が多いと言われています。この世代からは睡眠が浅くなります。
その中でも特に多い高齢者の悩みは、嫌な夢を見て起きてしまうということです。起きた時の気分が良くないので、一日の始まりがおっくうに感じる方も多数います。そして嫌な夢を見てしまうかもしれない不安も高まってしまい悪循環を起こします。ぐっすり眠れる方法を求め、睡眠クリニックに足を運ぶ人が後を絶ちません。
4・熟眠障害【沢山寝ても、眠った気がしない】
睡眠時間のわりに、熟睡した感じが得られないパターンです。沢山寝てるのに眠いと言っている人に多くみられる傾向です。熟眠は年齢と共に質が低下していく為、高齢者に多く見られますが、若年層でも暴飲暴食、不規則な生活の中で熟眠障害に悩まされる可能性もあると言われています。
上記4種類の睡眠時の症状に加えて、日中による疲労感、眠気、集中力の低下、だるさ、気分の落ち込み、やる気の低下、などの症状が週に数回起こり、3か月以上続いた場合に不眠症と診断されるそうです。
上記の4つの症状の中に当てはまったとしても、日中による症状がなかったりした場合は、不眠であっても、不眠症とは診断されません。あなたが上記の4つの中のどれに当てはまるのか、チェックをすると同時に、日中に感じる自身の症状もチェックしてみる事をオススメします。
不眠になる3つのストレス要因
不眠症には様々な原因があります。その中でもストレスの割合は大きいと言われます。
不眠に影響する可能性のあるストレスの要因を下記にまとめました。
【ストレス】
日頃の生活の中で生まれる様々なストレスは不眠症の原因の一つです。ストレスとは、目には見えないものなのでわかりづらいかもしれませんが、精神的な感情をチェックしてみると見えてきます。
日頃の生活の中で生まれる様々なストレスは不眠症の原因の一つです。ストレスとは、目には見えないものなのでわかりづらいかもしれませんが、精神的な感情をチェックしてみると見えてきます。
代表的なものとしては、不安や緊張、気分の落ち込みや、やる気の低下、イライラする感情、だるさ、等があげられます。
このストレス要因は日々の生活の中で起こっています。ストレスと、一言で言っても、環境的ストレス、人間関係のストレス、仕事面でのストレス、金銭面でのストレス、などがあります。ストレスを放っておくと、うつ病など精神疾患にも繋がるので注意が必要です。
1・環境的ストレス
住んでいるアパートやマンションが合わない。住まいの近くの騒音が激しい。駅から遠い。住まい周辺の不便さ等、今住んでいる場所の環境に対してのストレスも要因になります。
ストレスを受けた状態の身体は常に緊張状態を保とうとする為、交感神経が興奮し、副交感神経が働かなくなります。
そうなってしまうと、身体が睡眠モードに入らなくなってしまい、寝付きが悪くなったり、眠れてもすぐに起きてしまったり、睡眠の質が大幅に低下していまいます。
環境的ストレスの場合、すぐにその場所を引っ越しする事ができない事が多いので、不満を抱えたまま、ストレス環境に身を置いてしまう事が悪循環を招きます。
環境ストレスに関しては、住まいの環境をできるだけ、ストレスをかけないように、工夫してみるとよいでしょう。
2・人間関係のストレス
家族、友人、職場、などでの、人間関係のストレスも、不眠症の原因です。うまくいかないコミュニケーションの中で生まれるストレスを防ぐ工夫が必要です。
特に言葉から生まれるストレスには強い力があるので気をつけなければいけません。嫌な事を言われたり、されたりすると人間は過度に反応してしまいます。
人間関係のストレスを受けやすい人に多い共通点として、責任感が非常に強い、心配性、の二点があります。極度のストレスは心血管系疾患や精神疾患に発展してしまう原因になります。
3・仕事面でのストレス
上司との関係性、残業、給料に対しての不満、通勤ラッシュでの苦労等、毎日のお仕事の環境によってもストレスがかかっている可能性があります。
特に上司とのコミュニケーションの問題などが生じてしまうと、ストレスに感じる人も多くいます。お仕事のストレスは、あなたの立場や、所属起業、または自営業、経営者、によって変わってきますが、職場でのストレスは、毎日の積み重ねになっていきますので、自分の体をチェックしながら仕事をすることが大切です。
特に、やる気の低下、だるさ、イライラ、が数か月にわたって続いている場合は相当なストレスを受けている可能性が考えられます。
その他の不眠要因
身体の病気
身体が原因で不眠症を引き起こす事もあります。
小さな頃から持っている持病や、大人になってから発症した病気などが原因になるパターンです。
例えば、痛みを生じる癌やかゆみを生じるアレルギー疾患や頻尿となる、過活動膀胱など、身体の症状が原因で不眠症が生じる事があります。
小さな頃から持っている持病や、大人になってから発症した病気などが原因になるパターンです。
例えば、痛みを生じる癌やかゆみを生じるアレルギー疾患や頻尿となる、過活動膀胱など、身体の症状が原因で不眠症が生じる事があります。
このように、身体的病気が原因で不眠が生じた場合は、身体の症状の改善を試みる事です。不眠の身にアプローチを行うよりも、身体が原因の場合は根本の身体症状が改善されていなければ、睡眠の質を高めるのは難しいでしょう。
アルコールや喫煙・お薬
コーヒーやアルコール、薬に含まれている成分は不眠を引き起こす原因になる場合があります。
日々の生活の中で身近なものでいうと、アルコール・ニコチン・カフェイン・は睡眠を悪化させると知られています。アルコールは、睡眠の質を低下させます。
よくアルコールは熟睡できると言われますが、効果が無い事は証明されています。アルコールの反動で離脱症状が生じ、中途覚醒の原因になります。また、同じようにニコチンやカフェインも覚醒作用がある為、睡眠の質を低下させます。
処方しているお薬にも、不眠の副作用があるものがあるので、主治医に確認する事をオススメします。
不眠症を放置したままにすると、様々な健康被害に発展してしまいます。
寝付きが悪い等、自分が不眠症の可能性がある事を知ったら、早期対処をする事が大切です。
そのまま放置して健康が害される前に、放っておくとどのような健康リスクがあるのか説明します。
そのまま放置して健康が害される前に、放っておくとどのような健康リスクがあるのか説明します。
不眠症から生まれる7つの健康リスク
1・うつ病リスク
不眠とうつ病はお互いに影響しあいます。米国で医学生を対象にした調査では、学生時代に不眠症を経験した学生は、経験しなかった学生と比べ、うつ病発生リスクが高い事がわかっています。
そして、心療内科に通う病患者の身体症状を調べたところ、男女共通して睡眠障害が一番多かったそうです。
うつ病の人は、明け方に何度も目が覚めてしまう事が多いのです。精神疾患を患う前に、対処が必要です。
うつ病の人は、明け方に何度も目が覚めてしまう事が多いのです。精神疾患を患う前に、対処が必要です。
2血圧のリスク
不眠の状態が続くと、交感神経が休まらなくなり、血圧がさがりにくくなってしまいます。
十分な睡眠を確保していれば、熟睡中に交感神経の活動は低下し、血管の収縮が緩まる事で血圧は低下します。
十分な睡眠を確保していれば、熟睡中に交感神経の活動は低下し、血管の収縮が緩まる事で血圧は低下します。
逆に、睡眠が不足した状態が続いてしまうと、血圧が十分に下がらない状態が続き、交感神経が興奮してしまい、血圧が高いままになってしまうのです。血圧の高低と不眠は密室な関係にあります。血圧が高くなってしまうと、心血管系疾患にかかりやすくなります。
3・免疫力低下リスク
熟睡時には、身体を隅々まで回復させる力があり、白血球や赤血球、リンパ液などが生産され、
身体全体の血行の流れが良くなることで、病原体への免疫力や抵抗力を高める事ができます。
身体全体の血行の流れが良くなることで、病原体への免疫力や抵抗力を高める事ができます。
熟睡中に分泌される成長ホルモンは、身体を修復再生作用が働き、活性化させます。身体が本来もっている自然治癒力、免疫力効果は、不眠によって損なわれていきます。
人間にとって重要な免疫力が低下してします。免疫力が低下すると精神疾患にかかりやすくなると言われています。
4・骨密度低下リスク
睡眠中に多く分泌される成長ホルモンには、骨や筋肉の再生と修復作用があります。不眠症で睡眠が十分にとれないと、成長ホルモンの分泌量が大幅に減り基礎代謝が下がります。
そして、不眠が続くことで骨の再生と修復が十分に行われなくなってしまうと、骨粗鬆症にもなりやすくなってしまいます。
5・腸内環境の悪化リスク
腸内の粘膜組織や細胞組織の新陳代謝のサイクルはおおよそ3日程度と言われています。
不眠によって、成長ホルモンの分泌が減ってしまうと、腸内の細胞に悪影響が生じ、新陳代謝のサイクルがずれてしまうと、腸が担っている重要な役割を果たす事が困難になってしまい、ウイルスに対する免疫力の低下に繋がり心血管系疾患にかかりやすくなります。
6・集中力・記憶力低下
不眠が続き、睡眠が不足すると脳が休憩する事ができなくなります。
その結果、集中力や記憶力の低下につながります。集中力や記憶力が低下する事で、事故やトラブルが起こる確率が高まります。
経済的な損失を分析してみても、睡眠不足や不眠症による、経済損失は年間相当な金額になるという
試算もあります。
経済的な損失を分析してみても、睡眠不足や不眠症による、経済損失は年間相当な金額になるという
試算もあります。
7・寿命低下リスク
眠時間の長さは、寿命にも影響することが知られています。睡眠と死亡リスクについて研究を続けている海外の大学の調査によると、通常の睡眠時間が6.5~7.4時間の人の死亡率が最も低かったそうです。
ほかの調査では、睡眠時間が短い生活を続けている人の死亡リスクが高まるということがわかっています。短時間睡眠でもグッスリ眠る事ができていれば、身体に関しての不調を感じる事は少ないといわれています。
不眠症を放置したままにしてしまうと、精神疾患や心血管系疾患のリスクが日高まってしまいます。少しでも不眠の疑いがあると思った人は睡眠診断であなたの不眠度をチェックする事をオススメします。
まとめ
不眠は誰もがなる可能性があります。自分の体を常にチェックし、早期発見・早期対処しましょう。
by Ishitaro コラム
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